おせち料理に入っている小さな玉ねぎのような形の「くわい」
私が現在住んでいる広島県福山市は「くわい」の名産地です。
福山市では給食のメニューでも使われるほどポピュラーな物で、旬の時期になるとママ友からスーパーのレジ袋いっぱいの「くわい」をもらうこともあります。
最初は保存方法や調理法も分かりませんでしたが、ママ友達から学び、今では美味しい食べ方も見つけたので、今回はくわいの下処理の仕方と保存方法についてご紹介します。
くわいのおすすめの食べ方もお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
※この記事を書いたのは広島県在住の40代前半の女性、ちいさんです。
くわいの下処理と保存方法
福山に引っ越してママ友さんからくわいをもらった時、大量だったので調理法よりもまず下処理と保存方法を聞きました。
くわいは結構アクがある食べ物なので、下処理法としては煮物などにする場合は、皮をきれいにむいて水にしばらくさらした後に、お米のとぎ汁を入れて下茹でしてください。
くわいの皮は玉ねぎのように向けるので包丁を使う必要はありませんが、大きめのくわいで味を染み込ませたいアクが抜けるようにしたい時は下側にうすく切れ目を入れるという方法もあります。
揚げ物や丸ごと焼いて食べる時はそのまま皮ごとのままでOKです。
くわいの先端にある芽ですが、これは「めが伸びる」という意味で縁起物とされているので折ったり、切ったりしないようにしてください。
私は最初これを知らなくて切ろうとして、ママ友さんから
「あ!芽は切っちゃダメだよ!それ、縁起物なんだよ!」
とかなりの勢いで止められましたので、くれぐれも切らないでくださいね。
次に保存方法ですが、くわいを皮がついたままサッと水洗いします。
その後にタッパーやボールに水を入れ、そのままにくわいをいれて冷蔵庫に入れておくと3週間くらいは保存が可能です。
買って次の日に使うというくらいであれば、タッパーやボウルで保存しなくても、洗ってビニール袋やジップロックに入れて乾燥しないように口をきちんと閉めてください。
下処理や保存方法を知ってからは、ママ友さんから沢山頂いても慌てず「やったー!」と思えるようになったし、美味しい食べ方の研究ができるようになりましたよ。
くわいの美味しい食べ方
くわい料理のイメージとしては煮物が一般的ですが、福山市に引っ越して来てから、煮物以外にも
・素揚げ
・炊き込みご飯
・ポタージュ
といった料理を知って「くわいって煮物以外にも色んな調理法があるんだな」と驚きました。
その中でも私がおすすめしたいくわいの美味しい食べ方は「素揚げ」です。
調理法は洗って水気を切ったくわいを油で揚げて、塩を振るだけといたってシンプル&手間いらずなので、「くわい初心者」の方にもおすすめです。
ポイントは素揚げなので小さめのくわいでするのが良いのと揚げ過ぎるとポンッとはねるので注意してください。
くわいの素揚げの食感はホクホクしていて旬のものだと甘味が濃いので
「じゃが芋でも里芋でもさつま芋でもないフライドポテト」といった感じです。
炊き込みご飯やポタージュも試してみたのですが、我が家でのくわいの定番は素揚げで沢山作ってもアッという間になくなってしまいます。
まとめ
くわいといえばおせち料理でしか見た事も食べた事もなかった私が福山市に引っ越して、初めてくわいを頂いた時は
「これはどうしたらいいんだろう?調理法って煮物だけかな?」と思い悩みました。
けどママ友さん達から下処理・保存・調理法を教えてもらった今ではスーパーで見かけると必ず2~3パックは買ってしまほどのくわい好きとなりました。
もしどこかでくわいを見かけたら、ぜひ一度買ってみて素揚げからチャレンジしてみてくださいね。
「フライドポテトだけどお芋じゃない食感」を気に入って頂けると思いますよ。