潜水艦の見学はどこでできる？本物の潜水艦の料金も

深い海の底まで潜り、わたしたちの平和な日常を海中から守ってくれている潜水艦。

見えないところで活躍する潜水艦ってかっこいいですし、自力じゃ絶対に潜ることのできない深海に行けるなんてロマンがあり憧れちゃいますよね。

海上自衛隊の特集や映画などでは見ることがあっても、実際に乗ったことがあるという人は少ないはず。

そこでこの記事では、潜水艦の見学やツアー体験ができる施設をご紹介します！

潜水艦の見学体験できる施設は広島にある

海上自衛隊呉史料館　てつのくじら館

潜水艦の内部を見学・体験できる施設が、広島にあります。

施設の3階では実際に2004年まで海上自衛隊で使用されていた「潜水艦あきしお」の一部が展示されていて、船長室や士官室などを見学することができます。

一部ですが本物の潜水艦を見たり触ったりできる体験は中々できません。

しかも、実際の潜水艦の体験が無料なのは驚きです！

広島に行った際にはぜひ立ち寄ってみてください。

本物の潜水艦に乗るにはいくらかかる？

結論から言うと、実は潜水艦で気軽に海中に潜ることはできません。

調べてみた限りツアーなど観光目的での乗船は認められておらず、正当な目的があれば海洋研究開発機構が所有する「しんかい6500」に乗ることができるそうです。

ただ気になる費用はなんと2000万ほど！

一生に一度と思ってもそう簡単に支払える金額ではないですね。

正当な目的というのはただ単に乗ってみたいからなどの理由ではダメで、深海に関係するもの(生き物や地殻)の調査目的で無ければいけないようで研究するための資格も必要となるそうです。

潜水艦に乗って海中の景色を見てみたいといった単純な理由では乗ることは不可能に近いです。

そもそも日本で潜水艦を所有しているのは「自衛隊」と「海洋研究開発機構」だけで、日本が保有する潜水艦は21隻だけ。

数少ない貴重な潜水艦を海中に潜らせるということはそれだけで莫大な費用が発生しますので、気軽に乗ることは難しいのも納得ですね。

海中の景色が見たいなら串本海中公園

潜水艦に乗って深海を探検することはできなくても、和歌山県にある串本海中公園では、海中の景色を船に乗って体験することができます。

半潜水型海中観光船の「ステラマリス」に乗船することができます。

※乗船にはチケットの購入が必要です。乗船時間や年齢によっても料金が変わってくるので詳しい料金はHPを参考にしてみてください。

半潜水型海中観光船 ステラマリス | 串本海中公園 | 海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設

和歌山県にある海と水族館を丸ごと楽しむ複合施設・串本海中公園です。

www.kushimoto.co.jp

半潜水型とは船の下半分だけが海中に沈んでいることで、そこから海中を観察することができます。まるで潜水艦に乗っているかのような体験ができるのでワクワクすること間違いなし！

ステラマリスでは串本の海に広がるサンゴが群生するポイントまで行くことができ、ガイドスタッフが海中の解説をしてくれます。

乗船時間は約25分間(ショートコースは15分間)となっており、ちょっとしたツアー感覚で海の中を探検することができるそうですよ。

海の状態によって運行状況が変わってくるそうなので行く前は事前に電話で確認しておくのがいいかもしれません。

串本海中公園(半潜水型海中観光船の「ステラマリス」)

まとめ

普段乗る機会がない潜水艦。実際の潜水艦で海に潜ることはできませんが、使われていた潜水艦の一部を見学できたり、半潜水型の観光船で海中を探検することはできます。

テレビでタレントの方が自衛隊の特集などで実際の潜水艦に乗っていることを見ることはありますが、あれはあくまでテレビだからこそなので一般の方ではできない体験をしています。

もし潜水艦に乗ってみたいと思うのであれば、この記事で紹介した方法で潜水艦に乗る気分を味わうことができますよ。

10月7日㈮放送の沸騰ワード10ではカズレーザーさんが海上自衛隊の潜水艦に実際に乗り、内部の構造や自衛隊の方々の潜水艦での生活を紹介してくれるそうです。

潜水艦について知りたい方はぜひご覧になってみてください。