不安やストレスを感じた時、つい顔に触れたくなったり姿勢を変えたくなったりしませんか?
無意識に取った何気ない行動でも、その行動の裏には心理が隠されていることがあります。
無意識に取る行動から心理を読み解こうとする学問のことを行動心理学と言います。
そこで今回は行動心理学をもとに、「無意識に出る仕草からわかる心理」について恒例のあるある形式でご紹介します。
相手の心理を読み取れるようになるだけでなく、自分の心理についてもわかるようになります。
もくじ
心理がわかる無意識な仕草あるある10連発
僕は去年から「行動心理学」について学んでいて、行動心理士という資格を取得しています。
他人の心理を読み取るのはまだまだ難しいですが、相手が家族や職場の同僚ならストレス度合を読み取れるようになりました。
特に、仕事の打ち合わせなどストレスが発生しやすいシーンではかなり役立つので、コミュニケーションにも活かせていると実感しています。
ここでは、無意識のうちについやってしまう行動の仕草を、行動の裏に隠されている心理とともにご紹介します。
キャリカレの資格「行動心理士」についても合わせてお読みください。
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① 鼻を触る
鼻を触る仕草は、ウソをついている時によく出る仕草です。
ただ、ウソをついているとわかっても、そのことを指摘してはいけません。
ウソをつくのには何らかの理由があります。
相手が触れられたくないと思っているのに、追及してしまうと余計にストレスを与える事になります。
会話どころか人間関係が壊れてしまう原因にもなりかねません。
ウソは軽く聞き流して、時間が経った後で本当の事を言ってもらえるように「勘違いなんてことはない?」と、逃げ道を作ってあげると良いでしょう。
② 頬に触れる
会話中に相手が頬に触れるシーンは、よく見られますよね。
話が長いなどの原因で、ストレスを感じている時に出やすい仕草です。
また、ストレスを感じた時に出やすい仕草として多いのが、身に付けている物に触れる行為。
男性の場合はネクタイや洋服のボタン、女性の場合はネックレスに触れる人が多い傾向があります。
人によって触れる物にも違いが出るので、観察してみると面白いかもしれません。
③ 目を閉じる・まぶたを押さえる
目を閉じながら話を聞いている人を見た事はありませんか?
話を聞きながら頭の中を整理しているようにも見えますよね。
でもその仕草の裏には、不快な感情が隠されていることがほとんど。
「早く終わらないかな」とか「もう我慢できない…」と不快に思っているかもしれません。
男性には、まぶたを強く押さえる仕草も見られます。
④ ひじを抱える
立ち話をする時に、ひじを抱える仕草をする人っていますよね。
この仕草も、不安感情の表れを意味している傾向があります。
何に不安を抱えているかはその時の話の内容によりますが、相手の不安を和らげるよう配慮してあげると良いでしょう。
⑤ 腕を組む
男性に多いように思われがちな腕を組む仕草ですが、女性にもよく見られます。
男性の場合は問題を追及したい意欲が高まった時に出やすい傾向があり、女性の場合は不安・不快な感情から自分を守りたい時に出る傾向があります。
嫌いな人と会話をするシーンでもよく見られます。
ただ、腕を組む仕草も癖になっている人がいるので、必ずしも心理が隠されているとは限りません。
仕草を全て心理と結びつけることのないよう、あくまでもヒントの一つとして解釈しましょう。
⑥ 手を後ろに組む
手を後ろの組む仕草は、ウソをついている時にもやってしまう行為の一つ。
後ろめたい気持ちから、距離を置きたい心理も作用しています。
しかし、相手のウソを見破ったからと言って追い詰めないように気を付けましょう。
ウソをつくのにも「傷つけたくない」とか「守りたい」という理由があるかもしれません。
仕草からは、ヒントを得る程度に留めましょう。
⑦ 貧乏ゆすりをする
貧乏ゆすりをしている人がいると、良い気分はしませんよね。
しかし、あなたもイライラしている時は無意識のうちに貧乏ゆすりをしているかもしれません。
僕も極度のストレスを感じた時は、貧乏ゆすりをしてしまい近くにいる人に指摘されたことがあります。
単なる癖で貧乏ゆすりをする人も少なからずいるので、必ずしもストレスを感じているとは限りませんが、貧乏ゆすりをしている人がいたら、ストレスを感じるような場面かどうかも考えてみましょう。
なぜストレスに感じたのかがわかれば、相手がどんな事に不安を持つのかを読み取ることも出来るでしょう。
⑧ 手を見える位置に置く
会議やミーティングの場面で、意欲的な人に良く見られるのが手を見える位置に置く仕草。
積極的・意欲的な人ほど手はテーブルの上に置いてある傾向があります。
反対に、消極的な人は手はテーブルの下にある傾向があります。
また、いつも積極的に意見をする人でも、関心が無い話の時は手が見えない位置にあるので不思議です。
ミーティングの時は、皆の手の位置をチェックしてみるのも面白いかもしれませんね。
手は見える位置にあった方が好印象なので、自分が話をする時は手は見える位置に置くようにすると良いでしょう。
⑨ 体を後ろにのけ反らせる
相手が体を後ろののけ反らせる仕草をした時は、その行動の裏に不快感情が隠されている傾向があります。
例えば、後輩から仕事の相談をされてアドバイスをしたら、それを聞いた後輩が「そうですね…」と言いながら体を後ろにのけ反らせたら、納得していないことが読み取れます。
仕草から相手の感情を読み取ることが出来れば、別の角度から話してみたり、不安に思っている部分を質問してみることも出来ますよね。
コミュニケーションをとる時は、相手の姿勢も観察してみましょう。
⑩ アゴをさする
仕草に隠されている心理には、安心や納得といった快感情が隠されているケースもあります。
相談に応えてアドバイスをした場面で、相手に顎をさする仕草が見られた場合は、あなたの話に納得したと考えて良いでしょう。
ただ、納得した様子が見られて安心したからといって、「フーッ」とため息をついたりすると、「面倒くさかったのかな」と思われてしまうことがあるので注意しましょう。
感情の変化を読取るコツ
自分の仕草について意識したことってありますか?
ふと気づくことはあっても、特に気にしませんよね。
僕も心理学について勉強するようになって初めて、自分の仕草について意識するようになりましたが、意外に癖になっている仕草が多い事にも気付きました。
まわりの人を見ても一つや二つはあることにも気付きました。
感情の変化は、相手の表情・手の動き・目線・足の動き・姿勢に表れます。
仕草から感情を読み取ることが難しくても、普段から観察していればようすがいつもと違うことには気付けるでしょう。
人によっては行動に癖が出てくる人もいるので、どんな感情を抱いているかもわかるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では「無意識に出る仕草からわかる心理」についてご紹介しました。
相手の心理を読み取れるようになればコミュニケーションにも活かせます。
会社の上司や気になる人の仕草を観察して、コミュニケーションに役立ててみてくださいね。
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