上司や教育係にとっては、部下が仕事を休みがちになっている状況を見過ごすわけにはいきませんよね。
会社に入社したばかりのいわゆる新人の頃は、精神面が未熟なせいか何かのきっかけで仕事が休みがちになる人がいます。
原因としてまず考えられるのが、仕事が終わった後の自由時間で何かしらの活動をしているか、心や体に問題を抱えているかの二つ。
僕もかつて休みがちになった時期がありますが、引っ越し資金を貯めるために深夜にアルバイトをしていました(笑)
仕事を休みがちになって後に辞めていった人は、あなたの身近にもいたのではないでしょうか。
今まで休まず出社していた新人が仕事を休みがちになった時は、もしかするとSOSのサインかもしれません。
そこで今回は「仕事を休みがちな新人への対処法」をご紹介。
対処する際の接し方についても合わせてお伝えします。
もくじ
仕事を休みがちな新人への対処法
① 何か問題を抱えていないか聞いてみる
新人とはいえ、休みが多くなればまわりに迷惑がかかることはわかっているはず。
それでも休みが続くということは、相談しにくい悩みを一人で抱えていることも考えられますよね。
本人だけの問題とは限りませんし、もしかしたら他の社員も関係しているかもしれません。
休みが多いことを指摘する前に、事情を聞く姿勢を示すことが大事です。
② 仕事をどう考えているのか確認する
仕事を休みがちになった時には、入社した頃の「この仕事で頑張ろう」と決意した気持ちを、既に失っている恐れがあります。
働く意欲を失っている人を励ましても、効果は薄いでしょう。
働く意欲がまだあるのか確認することで、アプローチの方向性を決めるヒントにもなります。
③ 働く意欲がまだあるなら事実を伝える
本人に働く意欲がまだあるなら、休みがちになっていることで実際に出ている影響を事実として伝えましょう。
仕事を休んではいけないわけではありませんが、休めば仕事が溜まるのも無理はありませんよね。
仕事に遅れが出てしまう原因にもなります。
本当は頼みたい仕事があっても、休みがちな人に重要な仕事は頼めません。
そういった事実や正直な気持ちを伝えることで、本人も逃げずに向き合おうと思ってくれることもあります。
④ 理由を単刀直入に聞く
質問にまともに答えてくれるようなら、単刀直入に理由を聞いてみるのも良いでしょう。
ただ、尋問のような責める口調にならないよう、心配するという前提で話すことが最低限必要になります。
普段の言動や態度によっては使えませんが、信頼されている人に代わりに聞いてもらうのも良いでしょう。
⑤ 心の問題なら休職を提案する
心の問題を抱えているなどの精神的ダメージが大きい場合は、しばらく休みを取ってもらうことも考慮しましょう。
今まで休んでいたとはいえ、常に仕事のことを考えていれば精神的にはつらいものです。
リフレッシュに専念してもらい、再起するチャンスがあることを示すことで、本人も自分と向き合い、解決しようと努力するきっかけになるかもしれません。
⑥ 異動を提案する
同じ会社の中でも、働く環境が変われば活躍できる場所もあるのではないでしょうか。
ただ、休職を提案するにしても異動を提案するにしても、大事なのは一緒に解決しようとする姿勢です。
色々な選択肢の中から、ベストな方法を探してあげるくらいの気持ちで接しましょう。
親身になってフォローしてあげられれば、結果的に退職することになったとしても、色々な意味で諦めがつきます。
逆にフォローを疎かにしてしまうと、今いるメンバーにまで不信感を与えてしまいます。
接し方の注意点
事情を聞く時は二人っきりで
事情を聞く時は、落ち着いて話せる場所で、二人っきりで話しましょう。
まわりの人に声が聞こえるような場所で話をするのはNGです。
同僚はもちろん、喫茶店などの他人がいる場所も避けましょう。
感情的にならないようにする
仕事を休みがちになっていることに対しては、本人も後ろめたい気持ちが多少なりともあるはず。
感情的になってしまうと、相談しようとする気も無くしてしまうかもしれません。
心の問題を抱えていることも考えられるので、冷静に話を聞くよう徹しましょう。
まとめ
新人が仕事を休みがちになってしまう原因は様々な要素があると思いますが、同僚である以上は自分にも原因があると考えなければいけないと僕は思います。
最近では、心の問題を抱える人も増えている気がします。
急に仕事に来なくなる前に、様子を察知できる関係を築くことが大事なのではないでしょうか。
仕事を休みがちになっている理由がハッキリとしない時には、ぜひ参考にしてくださいね。
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