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ドアを引き戸にするデメリット!マイホーム作りの失敗談

ドア 引き戸 マイホーム

僕はマイホームを建ててから、もうすぐ6年になります。

注文住宅は間取りや装備を自由に決められる反面、こだわって決めた所でも住んでみると意外に不便だったりすることもあります。

僕が失敗したと思ったのは、リビングのドアを「引戸」にしたこと。

なぜかというと、ドアを開け閉めする時に引っ掛かるようになってストレスが溜まるから!

 

わが家では玄関とお風呂以外の全てのドアを引戸にしたのですが、3年ほど経った頃から、ドアを開け閉めする時に途中で引っ掛かるようになったんです・・・。

ゴミが詰まっていると思って、掃除をしてもダメ。

ドアの立て付けが悪いのかと思ってレールを調整しても、効果はありませんでした。

 

ずっと悩んでいたのですが、最近やっと理由が判明しまして・・・

「湿度」が原因だったことがわかりました。

この記事では「ドアを引戸にするデメリット」として、湿度が原因で開け閉めしづらくなった僕の家のケースをご紹介します。

 



引戸が引っ掛かる原因は「湿度」だった

部屋に使われるドアって木で作られてますよね。

木造の場合は特に、ドアだけ鉄の扉を使うなんて家はまず無いと思います(笑)

木で作られたものって、湿度や気温によって多少変形するんですね。

「木は生きてる」とか「呼吸する」なんて言われますが、家のドアも木で作られているので当然変形します。

 

わが家のリビングのドアが引っ掛かるのも、これが原因でした。

ハウスメーカーの方が教えてくれたのですが、木は乾燥している側に曲がる特性があるそうで・・・。

(たわむとか、湾曲するといった表現が正しいかもしれません。)

 

廊下側は風通しが良いので乾燥した状態が保たれますが、リビング側はキッチンがあるので湿度が高くなります。

ドアをよく見てみると、廊下側に曲がっているのがわかります。

極端ですが、イメージとしては↓

リビング側 > 廊下側

ドアを開く時に途中で壁に当たるせいか、途中でかなり重くなるんですよね。

何かに擦っている感じがあります・・・。

引戸が引っ掛かる原因には「間取り」も関係していた

僕は間取りを決める時にもう一つこだわったところがありました。

それは「廊下を作ること」

 

リビングを通らないと部屋に行き来できないっていうのが、スゴく不便に感じると思ったんです。

風呂上がりにパンツ一丁でウロウロしたり、部屋にいる時でも誰にも見られずにトイレに行きたい時ってありますよね。

家族だから良いでしょって思っても、娘が高校生ぐらいになると言うこともきっと変わります。

 

それに、来客中だからって子供が部屋に入ったり出たり自由にできないのはかわいそうです。

廊下を作る分だけ部屋は狭くなりますが、こだわりました。

廊下があれば極端な話、来客中でも子どもたちは自由に移動できます。

 

そんな理由で廊下を作ることにしました。

それがリビングのドアが閉めしづらくするとは思ってもみませんでしたが。

引戸にした経緯

ドアは「開き戸」「引戸」「折り戸」の3種類あります。

ガチャっと開けてバタンと閉めるのが「開き戸」

一番オーソドックスなタイプ

レールの上にドアがあって、横にスライドさせて開くのが「引戸」

ドアの前に物があっても開けられます。

クローゼットのドアによく使われるのが「折り戸」

部屋に入るドアを折り戸にしている家は、見たことありませんが・・・

 

注文住宅でマイホームを建てる場合は、間取りを決める時にドアの種類も決めます。

ドアノブを左右どちらにするか、鍵を付けるかも大事ですね。

僕がマイホームのプランを練っていた頃は、子供が一人いてまだ2歳でした。

その時に一番心配だったのが、ドアに指を挟むんじゃないかという問題。

 

小さい時って、ドアに指挟みませんでした?

大人でも挟むことありますよね。

指を挟まないように気を付けてる時に限って、足の小指ぶつけたりとか・・・僕だけか(笑)

 

開き戸で指を挟むと、場合によっては骨にヒビが入ることもありますし、自分で開いたドアに足を挟む危険もあります。
(裸足だと本当に痛い・・・)

開き戸に指を挟むと、テコの原理が効いてるせいか、かなりの激痛です。

開き戸で指を挟んだ場合は、一番最初に当たる所に力が集中しますが、引戸の場合は圧迫型なのでダメージは分散されます。

 

そんなこんなで、ドアは全部引戸じゃなきゃダメダメー!と主張したんですね。

家族には特に反論されることもなく、「インジャネ?」となったわけですよ。

特に最近の引戸はよく出来ていて、思いっきり閉めてもバターンッ!とならずに、直前で止まってからガチャッと閉まる作りになってるんですね。

 

それも大きな理由の一つになりました。

それで実際に玄関と風呂のドア以外、全てのドアを引き戸にしたんです。

木が曲がって開閉しづらくなることを知っていれば、対処できることもあったと思います。

引き戸が開閉しづらくなった時の対処法

引き戸が開閉しづらくなった時、考えられる原因はいくつかあります。

僕の家のリビングのドアと同じように、湿度が原因でドアが変形しているとは限りません。

ドアが開閉しづらくなった時は、次のことを試してみましょう。

ゴミを掃除する

ドアが開閉しづらくなった時はまず、ゴミを取り除きましょう。

上下にあるレールはもちろん、ドアに付いている車輪の部分の掃除も必要です。

1年も使うと意外にゴミが溜まってくるので、定期的に掃除することが大事です。

年末の大掃除リストに入れておくと良いかもしれませんね。

レールを走る車輪の位置を調整する

引戸には車輪の位置を調整できる機能があって、右側に寄せたり左側に寄せたりすることが出来ます。

ドアの下の方に、ドライバーを差せるネジがあって、これを回すだけなので簡単です。

ドアが開閉しづらくなった時は壁にドアが擦っていることが考えられるので、出来るだけ壁の反対側に寄せてみましょう。

どうしてもダメな時は引き戸を交換

僕の家のドアは、掃除をしてもドアの車輪を調整してもダメでした・・・。

でもこのままだと、さらに開かなくなってしまう恐れもあります。

それならいっそのこと、他の部屋のドアと交換しちゃいましょう。

 

ドアのサイズが同じであることが前提になりますが、同じ家のドアならサイズも同じはず。

他の部屋の環境が違う場所にあったドアなら、変形していないドアもあるかもしれません。

交通量の多いリビングのドアでイライラすることは無くなるでしょう。

 

他の部屋のドアと向きが合わないなどの場合は、新しいドアに交換するしか無いかも。

変形しにくいドアを選びましょう。

まとめ

注文住宅の良い所は、自分の好きな間取りに出来る所ですが、住んでみて初めて気付くこともあります。

マイホーム作りの際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「ドアを引戸にするデメリット」

  • 湿度が原因で開閉しづらくなることがある
  • レールの掃除が必要
  • 場合によっては交換せざるを得ないケースも
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