赤ちゃんのお世話のメインといえば「オムツ替え」ですよね。
昔は布オムツが主流でしたが、今はほとんどのママが紙オムツを利用しているのではないでしょうか。
しかし、紙オムツは実は、”紙”ではないって知っていますか?
紙オムツはママにとっては大変便利で、CMでも「ふんわり素材」とか「赤ちゃんに優しい」とか言ってますよね。
しかし、赤ちゃんにとっては紙オムツは、不快極まりないものかもしれません…。
最近子供の機嫌が悪い、どうしてだろうとお悩みのママ。
もしかしたらそれは、使っている紙オムツのせいかも。
そこで今回は「赤ちゃんに布おむつを使うメリット」と「紙おむつの裏話」をご紹介。
これから赤ちゃんを迎えるママは特に、紙オムツを準備する前に参考にして頂けたらと思います!
もくじ
紙オムツの裏話
紙オムツは”紙”オムツではない!?
まず皆さんに知って頂きたいのが、紙オムツの正体。
皆さんはあのオムツが本当に”紙”でできていると思いますか?
紙で出来ているのに、赤ちゃんのおしっこが漏れることってないですよね。
”紙”でありながら漏れないってそもそもおかしいと思いませんか?
これこそが、紙オムツが”紙”ではない証拠なのです。
“紙オムツ”とはズバリ!
”石油オムツ”のこと。
オムツの素材の99%が石油化学製品なのです。
紙オムツには赤ちゃんのお尻が濡れないように吸収率が良いものを使っています。
それは高分子吸収体と言われるもので石油化学製品の一つです。
つまり、紙オムツの正体は石油化学製品を使った”石油オムツ”のことなのです。
あのCMの歌は実は怖かった!!
よくテレビのCMでオムツのCMが流れてますよね。
何気に聞いているとサラサラとか、漏れないなど、まるで赤ちゃんにもママにも優しくて安心のものだと思ってしまうような内容です。
でもよく考えるとこういったフレーズ、赤ちやんにとってはとても恐ろしい状態のことを言ってるんです。
“ふんわりピタリで漏れ安心”
“最長12時間お尻サラサラ”
よく考えてみて下さい。
先ほど紙オムツの正体をご紹介しましたが、CMのフレーズがあまり良いイメージでなくなったのではないでしょうか。
紙オムツについてもう少し説明すると、
紙オムツはどこのメーカーも素早い吸収性を取り入れることで濡れている時間を短縮し、その結果赤ちゃんのお尻が濡れずにサラサラでいられる。
そして、漏れないということにつながるのです。
吸収性がよくなると通気性は悪くなりますよね。
通気性が悪くなると蒸れやすくなり、赤ちゃんは不快になります。
つまり、あのCMのフレーズは赤ちゃんの不快要素を歌っていることになるんですね。
女性の生理用ナプキンは紙オムツと材料がよく似ている!!
女性の生理用ナプキンも吸収性がよく常に濡れている不快感がないのが特徴的ですよね。
しかし、使われている女性の皆さんはよくわかると思いますが、ナプキンって蒸れますよね…。
運動した後や夏場は特に蒸れやすく気持ちが悪くなった経験ありませんか?
これ、赤ちゃんの紙オムツも全く同じ状態になるんです。
赤ちゃんも毎日足をバタバタさせてたくさん運動をしています。
その為季節によっては汗もたくさんかくわけです。
その時、通気性の悪い紙オムツの中はどうなっていると思いますか?
きっと熱がこもり汗で蒸れて気持ち悪い状態が出来上がっていることでしょう…。
オムツかぶれではなく”おしっこ、ウンチかぶれ”の場合が多い!
赤ちゃんの肌がかぶれる要素は排尿便にある事が多く、お尻がかぶれているとオムツかぶれだと勘違いしがちです。
しかし、その原因は実は、排泄物が肌に密着している事なんです。
湿気と排泄物で紙オムツの中は大変な事に・・・。
そんな環境では、お尻がかぶれてもおかしくありません。
布オムつを使うメリット
布オムツには通気性がある!
通気性がなく湿気がこもりやすい紙オムつに対して、布オムツには通気性があります。
布オムツは排泄物を肌に密着せずに通気性を良くして蒸れの状態を緩和し、菌の繁殖を抑えることが出来るように作られています。
それは排泄物を吸収する布の上にネットがあり、このネットが赤ちゃんの肌と布の間に入ることで、排泄物が肌に密着しない状態を作ることが出来るのです。
また、ウンチの場合も水分をネットの下にある布が吸収してくれるので、紙オムツに比べて湿気のこもりやすさを抑えることが出来ます。
そしてさらに、オムツカバーは防水かつ湿気を逃がす素材で出来ている為、湿気がこもることなく、赤ちゃんにとって気持ちの良い状態を保つことが出来るのです。
布オムツはお金がかからない!
赤ちゃんのうちはそこまで出費がありませんよね。
だからこそ「今のうちに先々の貯金をしたい」と思う家庭は多いのではないでしょうか。
赤ちゃんのうちに必要になるもので、出費が一番かさむものといえば「ミルク」と「オムツ代」がありますよね。
母乳育児をしているママさんでも、ミルクは用意しておく必要はありますし、オムツ代はどうしてもかかります。
「紙おむつの替えやすさ」を考えると値段はそこまで気にならないかもしれませんが、月単位や年単位でオムツ代を見てみると、実はかなりかかっていることがわかると思います。
家庭での支出を考えると、少しでも抑えたいのが正直なところなのではないでしょうか。
布オムツははじめに揃えるにはそれなりにお金がかかりますが、揃えさえすればあとは洗剤を定期的に購入するくらいのコストで済みます。
紙オムツと布オムツで月々の出費を計算してみました。
※あくまで例としてなので、メーカーによって値段の違いはあると思いますが、参考程度に見てみてください。
平均して1日10回オムツ替えをするとした場合の例です。
84枚入りの紙オムツだと、約1550円→1枚約18円
1日→18円×10回=180円
1ヶ月→180円×30日=5400円
1ヶ月に約5000円もオムツ代でかかっていることになりますね。
これが布オムツだと、
布オムツスターターセット 約10,000円
赤ちゃん洗剤 約500円
赤ちゃん洗濯石鹸 約400円
月々にかかるのは実際洗剤代のみになります。
カバーや布を買い足すにしても月5000円くらいで買えるでしょう。
つまり月々にかかるのは約1000円ほどとなるわけです。
いかがですか?
布オムツの方が断然、低コストになることはおわかり頂けたのではないでしょうか。
コストの面だけでなく、赤ちゃんの肌の為にもなります。
その代わり、布オムツは毎日洗濯をしなければいけないという大きなデメリットもあります。
洗濯機に入れる前に、手洗いをする必要もありますよね。
紙オムツはそれに比べて使い捨てが出来て楽なので、紙オムツを使うことは今後もあるでしょう。
毎日の回数や状態を確認できる
布オムツは毎日の洗濯が大変ではありますが、赤ちゃんのオシッコやウンチを確認することは、赤ちゃんの健康状態を確認する良いきっかけにもなります。
紙オムツだと、確認もせずに捨ててしまっている人は多いはずです。
正直、見たくありませんから、早く捨ててしまいたい…(笑)
布オムツの場合はそもそも洗わなければいけませんから、見ない方が難しいです。
「今日はいつもより回数が減っている」とか「少し下痢っぽい」など、赤ちゃんの体調は便でわかることもある為、毎日チェック出来るという意味では、メリットとも言えます。
でも一番大事なのはママが笑顔でいられる事!
布オムツと紙オムツ、それぞれ良いところも悪いところもありますが、どちらを使うにしても大切なのは「ママが笑顔でいられること」ではないでしょうか。
赤ちゃんに限らず、イライラしている人が近くにいれば、ストレスは感じますよね。
ママが笑顔でいるためには、育児を出来るだけ楽しめる方が良いです。
ただ、お尻がかぶれてしまって改善しない時や、赤ちゃんの期限が悪くてどうしようもない時には、布オムツを試してみる価値もあるはずです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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