JR新宿駅構内にある「STATION WORK」を45分間、利用してきました。
STATION WORKとは、駅ナカにあるシェアオフィスのことで、JR駅構内に設置された電話ボックス型の「ステーションブース」という個室をレンタルすることが出来るサービスのこと。
移動中でも、静かなところで電話をしたり、調べものをしたくなる時ってありますよね。
「STATION WORK」を利用すれば、待ち合わせのちょっとした時間にパソコンを開いたり、静かな環境でガッツリ勉強をすることも出来ます。
そこで今回は、STATION WORKの使い方はもちろん、ステーションブース室内の設備を実際に利用した時の写真で紹介、レビューしていきます。
もくじ
「STATION WORK」の利用方法
2019年8月4日現在の料金は15分162円からとなっていて、Webサイトから予約、QRコードをかざして入室をし、利用開始となります。
空きがあれば予約をしなくてもその場でスグ利用することも出来て、料金の支払いはあらかじめ登録しておいたクレジットカードによる引き落としか、交通系ICによる支払いも可能です。
予約には会員サイトへの登録が必要ですが、非会員の場合でも空きがあれば交通系ICを使って利用することが出来ます。
まとめると以下になります。
- 予約(会員のみ)
- QRコードをかざして入室
- 利用終了後は退室するだけ
シンプルで簡単ですね。
次に、実際に利用した時の写真を使って、新宿の「STATION WORK」の紹介をしていきます。
新宿駅構内「STATION WORK」の場所
新宿にある「STATION WORK」は、甲州街道改札内にあります。
バスターミナル「バスタ新宿」と直結している商業施設「NEWoMan」がある場所。
上の写真がJR新宿駅の南口から見た甲州街道改札で、信号を渡ると下の写真の場所に着きます。
左前方に、電話ボックスのような形をしたものがあるのがわかりますでしょうか。
今回利用した「ステーションブース」は、甲州街道改札を入ってすぐの場所にあります。
改札内にあるので、JRを利用していない場合は140円の入場券を購入して入りましょう。
ステーションブースの外観
一見、何なのかわかりませんよね。
近くを通りかかった人も、「何コレ?」と言いながら中を覗き込もうとする人もいました。
外からは、中のようすは見えないようになっています。
シルエットは見えるので、人がいるかどうかはわかります。
不審な動きをすれば怪しまれるでしょう。
ステーションブースへの入室方法と退出方法
会員はこちらと書かれた場所にある「QRコード」ボタンを押して、下にある読み取り部分にQRコードをかざすとドアが開きます。
QRコードはログイン後の会員サイトのページに表示されています。
利用時間内であれば退室も自由ですが、再入室する際にもQRコードをかざさないと入室できないので、スマホだけは忘れないよう注意しましょう。
「ステーションブース」室内のようす
QRコードをかざすとドアが開きます。
上の写真は、ドアが開いた時に外から撮った写真。
ドアは自動で閉じるようになっています。
入るのが遅れてドアが閉じてしまった場合は、再度QRコードをかざしましょう。
思ったより狭かったですが、座って作業をするには十分です。
室内から外のようすは見える?
ドアの上部はすりガラスになっていないため丸見えです。
身長が2メートル近くあれば覗き込めるかもしれませんが、日本では大丈夫でしょう。
ドアの中央部分はすりガラスになっています。
この時はちょうど、興味を持ったサラリーマンが中を覗き込もうとしていました。
視線が合ったり顔が見えることはありませんでしたが、声は聞こえます。
ドアの下の部分も通常のガラスです。
ただ、覗かれても位置的に外からモニターの画面が見えることはありません。
「ステーションブース」利用の注意事項
定員は1名
二人で入るのはかなり無理がありますが、定員は守りましょう。
飲食はアルコール以外の飲み物のみOK
食事・飲酒・喫煙はNGです。
火災探知機が付いています。
入る前にスタバでも寄ってから利用すれば良かったかもと少し後悔しましたが、こぼす危険を考えると、ふたを閉められる飲み物が良いでしょう。
荷物を置く場所
「ステーションブース」内には、大きな荷物を置けるようなスペースはありません。
ドアの開閉の邪魔になるとのことで、「荷物を置かないで」という注意書きもありました。
椅子が床に固定されていて動かせないので、大きな荷物を持っている場合は不便かもしれません。
「ステーションブース」内の設備
①モニター
台湾を拠点とする電気製品メーカー「BENQ」のモニターが置いてありました。
HDMIケーブルで接続可能です。
② テーブル
テーブルの形が特殊な形をしていましたが、意外に使いやすかったです。
小さいスペースを見事に有効活用していました。
今回僕はモニターを使いませんでしたが、モニターと顔との距離が近いのが少し気になりました。
狭いスペースなので仕方ありませんが…。
デスクの右端には、傘をひっかけられるフックが付いていました。
③ 椅子
足を開いて伸ばすと壁に少し当たりますが、デスクには斜めを向く形になり、部屋の隅に足を伸ばすことになるので足を閉じれば伸ばせないこともありません。
そんなに窮屈には感じませんでした。
座り心地はまあまあです。クッション性が良いわけではありませんが、特に違和感を感じるような椅子でもありませんでした。
④ コンセント・USB・照明スイッチ
コンセントの差込口が2つに、USBの差込口も1つ付いているので、スマホやパソコンを充電しながら作業をすることが出来ます。
利用する時は充電器を持って行くと良いでしょう。
⑤ エアコン
デスクの下にエアコンが隠れています。
ただ、部屋の気温全体が変わるほどの効果はありません。
ただ、利用する前からずっと点けっぱなしだったため部屋の中は快適でした。
僕が利用した時、外の気温は35度を超えていたので、もしスイッチが止まっていたらサウナ状態になっていたかもしれませんが…。
⑥ 扇風機
モニターの上にもオフィスでよく見るようなデスク型の扇風機が備え付けられていました。
ただ、顔に直接当たるのが気になります。
これは止めても良いかもしれませんね。
⑦ Wi-Fi
JR東日本の公衆無線LANサービスを利用することが出来ます。
Wi-Fi接続時に必要なSSIDとパスワードは、室内に貼ってある壁に記載されています。
ただ、インターネットの速度テストの結果はかなり低速でした。
3回試しましたが、どれも「非常に低速です」と出ています。
テレビ電話とかするには、支障があるかもしれませんね…。
⑧ 防犯カメラ
なんと防犯カメラが設置されていました。
もしかしたら着替えも出来るかもしれないと思っていましたが、防犯カメラがあるなら無理ですね。
監視されていると思うと、なんだか嫌な感じです。
⑨ 終了5分前に知らせてくれるスピーカー
写真右下にスピーカーがあるのがわかりますでしょうか。
終了5分前になると、「5分前になりました。」とアナウンスで知らせてくれます。
ただ、音量は小さめだったので、ヘッドホンをしていたりすると聞こえないかもしれません。
⑩ ドアOPENボタン
退室前に証明のスイッチを切り、忘れ物が無いかチェックしてから退室しましょう。
ドアの横にあるスイッチを押すと、ドアが開きます。
特に手続きは必要ありません。お疲れさまでした。
「STATION WORK」を利用した感想
個室の中にいると、つい独り言を言ってしまう事ってありませんか?
僕もつい、「ふ~ん」とか「うわ」とか言ってしまいましたが、隣のブースを利用している人が物を落として大きな音がしたので、我に返りました(笑)
電話の話し声とかは聞こえますので、他人に聞かれたくない話をするのには向いていませんね。
それでも、ステーションブースの室内はかなり快適で、作業に集中したい時には十分使えると思います。
スマホの充電も出来ますし、利用方法も簡単でした。
新宿駅構内のSTATION WORKの利用可能時間は、7時から21時半までとなっています。
妻がショッピングをしている間、ここで待っているのも良いですし、バスタ新宿発着の高速バス利用時の時間調整でも使えると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事ではSTATION WORKの使い方と、ステーションブース室内の設備について紹介、レビューしました。
今後は「STATION DESK」と呼ばれるコワーキング型のスペースが、東京駅丸の内地下に登場する予定になっています。
現在はキャンペーン中で、15分/162円とお得な価格で利用できますが、のちに通常価格になります。
通常価格は15分/270円の予定ですので、今のうちに体験してみてはいかがでしょうか。
- 当面の間、キャンペーン中につき利用料金がお得
- 予約、入室、退室の簡単3ステップ
- コンセント、USB、エアコン完備で快適
- 7時から21時半まで