プログラムにはバグが付きものです。
コードが長ければバグが発生するリスクも増えます。
プログラマーとバグとの果てしない戦いは尽きることがありません。
しかし、プログラマーなら誰でも、バグは出したくないと思うもの。
そこで今回は「バグが多いプログラマーの6つの特徴」をご紹介します。
バグを出すリスクを最小限におさえるヒントにもなるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
もくじ
バグとは
バグとは、ソフトウェアやハードウェアの中に潜む不具合のこと。
想定外のエラーが発生したり動作を停止させるなど、操作に影響を及ぼすこともあります。
不具合が発生した原因がプログラムにある場合は「瑕疵(かし)」となり、品質を下げる原因にもなります。
プログラマーなら誰でもバグが出ないように細心の注意を払いますが、それでも出るのがバグの特徴と言えます。
バグが多いプログラマーの特徴
プログラマーの中には、バグが多い人とバグが少ない人がいます。
バグが少ないプログラマーを目指すなら、「バグが多いプログラマーの特徴」を知っておきましょう。
① 設計ミス
プログラミングに入る前に大事なのが、プログラムの設計です。
設計図が無いと家を建てられないのは、プログラミングでも同じ。
住宅でも、設計に問題があるのにそのまま作れば、欠陥住宅が出来上がります。
最初から作り直すことにもなりかねません。
バグが少ないプログラマーを目指すなら、設計で手を抜いてはいけないということを覚えておきましょう。
② 焦り
焦りは禁物とはよく言いますが、プログラミングでも同じです。
焦っている時ほど注意力が散漫になり、普段なら気付くことも見落としがちです。
急いでいる時ほど慎重になるべきと言えますが、どうしても焦りは出てしまうもの。
そんな時は、いつもよりテストを多めにするなどして、安心できる要素を増やしましょう。
こんなに確認したんだから、バグが出ても仕方が無いと思えるほどなら、開き直ることも出来るでしょう。
③ 工数の見積もりが甘い
プログラミングは工数の見積もりも成功のカギを握ります。
無理なスケジュール管理は、自らを苦しめることになります。
工数の見積もりにプログラマーの能力を考慮していなかったり、そもそも開発にあてる時間を確保できていないのに見積もりだけが先走ってしまうケースも珍しくありません。
工数の見積もりは難しい面も多々ありますが、早く終わることは良くても遅れるのは良くありません。
予備期間も含めるなどして、多めに見積もりましょう。
④ 経験不足
経験が浅いプログラマーほどスケジュールの見積もりも甘くなります。
問題が発生した時に柔軟に対応することが出来ず、無駄に時間を要してしまうことも珍しくありません。
時間が無い時ほどバグは生まれやすくなります。
これを早めに解消するためには、チーム内でのコミュニケーションも重要です。
新人の頃は、プログラマーも報告・連絡・相談が必要不可欠です。
⑤ 仕事量が多い
仕事量が多いとストレスが増え、集中力を低下させたり体調を崩す原因につながります。
プログラミングに限らず、仕事に集中するためには健康管理も大事です。
いくつもの仕事を抱えると集中できる時間も減り、効率も良くありません。
焦りによる単純なミスや確認不足も増え、単純なバグにも気付けなくなってしまいます。
仕事ができる人ほどあれもこれもやろうとしがちですが、目の前の仕事を一つずつ片づけていきましょう。
⑥ テスト不足
プログラムにバグがあっても、テストで取り除けば問題ありません。
しかし、テストが不十分だとバグを取り除くことが出来ません。
現場でバグを出さないようにするためには、「バグ出し」と呼ばれる工程が大事です。
操作による動作パターンをあらかじめリストアップして、全てのテストを行いましょう。
バグが出る原因はプログラマーにあるとは限らない
プログラムにバグが出るとプログラマーのせいにされがちですが、責任はプロジェクトに関わっている人全員にあります。
要求された動作仕様や納期に無理があるなど、色々なケースが考えられます。
それら全てを無視してプログラマーのせいにしても、バグは減りません。
バグが目立つようなら、プログラマー一人の問題にするのではなく、チームの体制やプロジェクトの管理方法に目を向けてほしいと願います。
まとめ
時間や労力をかけて作ったプログラムほど、バグが出た時のショックは大きいですよね。
せっかく頑張って作ったプログラムも、バグが出てしまうと台無しです。
バグが出る原因はプログラマーにあるとは限りませんが、バグが出やすくなるパターンを知っていて損はありません。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
バグが多いプログラマーの6つの特徴
- 設計ミス
- 焦り
- 工数の見積もりが甘い
- 経験不足
- 仕事量が多い
- テスト不足
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