空き缶でご飯を炊けるって知っていますか?
アウトドアが趣味の人でも、空き缶を使って炊く人は少ないのではないでしょうか。
実は私、空き缶でご飯を炊いて食べるのにハマっているんです。
外で食べると言っても、場所はキャンプ場。
家族みんなでキャンプ場に空き缶を持って行って、ご飯を食べに行きます(笑)
そこで今回は「空き缶でご飯を炊く方法」をご紹介。
災害時や非常時などの調理器具が無い時にも役立つので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
空き缶でご飯を炊く方法
準備するもの
空き缶でご飯を炊く時に準備するものは以下の6つ。
- 米1号
- 水180~200ml
- 350mlの空き缶一つ
- 缶切り
- アルミホイル
- 火(ある程度の時間、強火が出せるなら何でも構いません)
どれも家庭にあるものばかりですよね。
災害時でもアウトドアでも、まず火の確保が出来るかが重要です。
手順
①アルミ缶の上部(飲み口のある方)を缶切りで切り取ります。手を切らないように注意してくださいね。
②切り終わったら、切り口の「バリ」を軽くたたいて手を傷つけないようにしておきましょう。
③缶を軽く洗い、金属片を取り除いておきます。
④お米を軽くといで、缶に入れます。
⑤缶の中に水を入れます。
⑥アルミホイルですき間が無いようにぴっちり蓋をします。(沸騰してきたら蓋が持ち上がってくるので注意しましょう)
⑦最低でも30分くらいは吸水させましょう。長いほど良いです。給水がしっかりしていないと芯が残ります。
⑧アルミ缶を強火にかけます。
⑨沸騰して、吹きこぼれてきたら、弱火にします。蓋はきっちり閉じておきましょう。
⑩チリチリという音や、お米の炊けるおいしい香りがしてきます。待ちすぎると焦げますので、目を離さないようにしましょう。
⑪炊きあがったら、缶を逆さまにして10分ほど蒸らして完成です。
お皿に移して、おこげの香りを満喫しながら食べてもOKです。
そのまま持って食べても良いのが空き缶ご飯の良いところ。
寒い時期は持っているだけでも温まります。
せっかくですから、この技を使って、お外へ出かけてみませんか?
私はこれを「外食」(がいしょく)とか「お外ごはん」と名付けています。
家にあるおかずを持って、近くのキャンプ場へドライブし、焚火をして良い場所だけをお借りしています。
それなら、使用料は数百円で済みます。
外で食べたらおいしいですし、気分転換におすすめです。
お外ごはんでリフレッシュした話
つい先日も、空き缶を持ってキャンプ場に行ってきました。
私は外でご飯を楽しむのが好きなので、空き缶と材料を持ってキャンプ場へ出かけるのが好きです。
あえてキャンプ場に持って行くのには理由があります。
その理由はズバリ!
- 火の始末がしやすい環境が整っている
- 燃えるものをその場で集められる(枝や松ぼっくりなど)
- 管理人さんや常連と顔見知りになれる
食材をあらかじめ下準備をして、温めるだけ・焼くだけにしておきましょう。
お米をといで水と一緒に空き缶に入れ、アルミ箔で蓋をした状態でこぼれないようにしておきます。
この日はお肉があったので、マジックソルトで下味を。
卵は半熟にゆでて、だし汁と一緒にタッパーへ。
好きな飲み物ももちろん持って行きます。
強火を起こして、お米が入った缶を火にかけ、お湯も沸かします。
缶が沸騰してきましたよ。うまくできるかそわそわします。
吹きこぼれてきたところで、弱火の位置に移します。
お湯が沸いたところで一息ついて、はやる気持ちをおさえましょう。
火が中火から熾火(おきび)にかわってきたら、スキレットを置いてお肉を焼きます。
半熟たまごもいい感じに、味が染みていました。
おそるおそるアルミ箔を開けるとご飯のいい香り!バッチリ炊けています。やったー!
お腹が満たされて、通り過ぎてゆく風や時間を感じます。
管理人さんが「近くで採れたから良かったら食べて」と、柿の差し入れをくれました。
焼け残りの炭以外は全て、ごみも道具も全て持ち帰ります。
私は次に思い立った時にまたすぐ行けるように、きれいに整理しておきます。
空き缶はきれいに洗えばまた使えます。
まとめ
空き缶でご飯を炊く方法、どうでしたか。
「お米・水の分量、吸水時間、火加減、しっかり蓋」この感覚がつかめれば、ガスでも焚火でも、基本は変わりません。
お金をかけなくても楽しめることって、けっこうありますよね。
非常用の持ち出し袋には、空き缶とお米も入れておきましょう。
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