出典:Wikipedia
日本人野手初のメジャーリーガー【イチロー】に学ぶ!
サラリーマンに役立つ働き方マインド
2018年5月3日 マリナーズのイチローは選手登録から外れ
今季は試合に出場せず「会長付特別補佐に就任する」と発表されました。
イチローの2018年シーズンの成績は44打数9安打で打率.205で、
イチロー本人も記者会見で戦力になっていない事は認めていました。
野球の話はここまで
スポーツマンとサラリーマンの働き方は一見、共通点が無いように思えますが、
イチローがプロになる事を目指し、メジャーリーグで活躍、
今回のコーチ役に就任するまでの流れは
ビジネスマンにも共通するものがあります。
この記事では【日本人初のメジャーリーガー!イチローに学ぶ働き方マインドとは】をご紹介します。
もくじ
目標達成のためのプロセス
イチローが小学6年の時に書いた「僕の夢」を見てもわかる通り、
プロ野球選手になるという夢を実現するために必要なプロセスが明確化されています。
あなたがある目的を持って仕事を始める時、
その目的を達成するためのプロセスにはどんなものがありますか?
イチローのように小学校6年生でここまで考えられるのはスゴイ事だと思いますが、
これを機会にビジネスでも目標を達成するプロセスを明確化してみます。
①何をすべきか
中学、高校と全国大会に出て活躍しなければいけません。
活躍できるようになるためには練習が必要です。
目標達成のために何をするべきか明確化されている事がわかります。
あなたが今やっている仕事では、
目標達成のために何をするべきか自分で説明できますか?
やるべき事をさらに細分化出来れば完璧です。
②やるべき事に集中する
僕は三歳の時から練習を始めています。三歳から七歳までは半年くらいやっていましたが、三年生の時から今までは、三百六十五日中、三百六十日は激しい練習をやっています。だから、一週間中で友達と遊べる時間は、五、六時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。
友達と遊びたい気持ちを我慢して、
夢の実現のために練習する事に集中しています。
他のスポーツでも言える事ですが
なかなかうまくならないと嘆いている人は、
活躍している人と比べて練習時間が圧倒的に足りないです。
天才と呼ばれる人の多くは、毎日練習のために多くの時間を費やしています。
まずは時間をしっかりと確保する必要があります。
あなたは目標達成のために何をしていますか?
③自分の今の状態を把握
ほとんどの選手を、見てきましたが自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、打撃では県大会四試合のうち、ホームラン二本を打ちました。そして全体を通した打率は五割八分三厘でした。このように自分でも納得のいく成績でした。
自分の成績だけでなく、他の選手の分析もしています。
全体から見た自分の位置と個人成績を常に確認することで
正しい点と修正すべき点が見えてきます。
あなたは自分がどの位置にいるか定期的に確認していますか?
プロとして仕事をする上での役割
今期のイチローは戦力外通告も十分あり得る状況でしたが、
チームは特別補佐という役割を与えました。
昨日までプレイヤーとして働いていた人がいきなりコーチとして働くのは
気持ちの整理の意味でも大変な事だと思いますが、
あなたがお勤めの会社でも、自分に求められる役割が変わる時がやって来ます。
初めから役割が変化していくものだと理解していれば、
あらかじめ準備できる事もあると思いませんか?
ビジネスにでも共通する各役割は、例えば以下のようなものがあります。
①~⑤全てを管理するのが社長の役割になります。
①プレイヤーとして実行する
先輩から基本的な事を学びながら活躍を目指します。
サラリーマンでいうと、入社~3年くらいまでの時期。
活躍するためには、働きながら勉強や練習をする必要があります。
②リーダーとして手本を示す
活躍できるようになったら
これまで培ってきた自分のノウハウを活かして手本を示します。
サラリーマンでいうと約3年~5年の時期。
野球の打順でクリーンナップを任せられるような選手ですね。
③後輩に教育する
リーダーとしての役割だけでなく
後輩や部下も成長出来るよう後輩を育成します。
サラリーマンでいうと約5、6年の時期からですが
まだまだプレイヤーとして活躍する事が出来ます。
④チームをまとめる仕事に専念する
自分よりも成績が良くて任せられる人が出てきたら
その人に仕事を任せて自分はチームを管理する役にまわります。
野球でいうと「監督」の立場となります。
一般企業の役職でいうと中間管理職の「課長」がこれにあたり、
この仕事に就けるかどうかはそれなりの実績が必要となります。イチローの場合は課長補佐といったところです。
⑤組織全体をまとめる
上級管理職の「部長」がこれにあたり、
利益を上げるのが目標となります。
野球の場合は運営、企画、チームのまとめ役になります。
この役は高いレベルであらゆる能力が求められます。
大きく分けると、部全体の管理能力や責任能力・経営視点で戦略を立てられる能力などがあります。
自分の力が発揮できる役割に就く
もしイチローがプレイヤーとして働く事にこだわっていたら
どうなっていたと思いますか?
報酬に見合った仕事が出来ないと判断されれば、
そのポジションで仕事を続けるのは難しくなります。
長く活躍するために
あなたが歳を重ねた時、今と同じレベルで活躍出来る自信がありますか?
イチローと同じように、あなたもいずれ役割が変わる時が来ると思いませんか?
長く活躍していくためには、自分の変化に合わせて養う力も変えていく必要がありますよね。
何をすれば良いか
あなたのまわりでも、言われた事を理解しないまま仕事をしている人っていませんか?
基本的な事ですが、まずは自分の役割を理解する事が必要です。
あなたの役割が全体のどの部分に影響するのか。
これを理解しているかどうかで、仕事の効果が変わってきます。
スポーツに例えてみるとこんな感じです
あなたがヒットを打つと試合に勝てる可能性が出る。
↓
試合に勝つことが多くなればファンが増える。
↓
ファンが増えれば興行収入が増えて利益が出る。
あなた個人の視点で仕事の役割に置き換えると…
自分の役割を理解する事が出来たら、他人の役割も把握。
↓
他人の役割を把握できたら、全体としての役割を把握。
↓
全体としての目標を達成するために何が足りないかを分析・提案する事が出来る。
といった具合。
役割の部分を把握することで、仕事に役立てることが出来ます。
また、自分に将来訪れるであろう
他の役割をあらかじめ勉強・練習しておくことで、
役割の変更を求められた時も
慌てることなくスムーズに対応する事が出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では【日本人初のメジャーリーガー!イチローに学ぶ働き方マインドとは】をご紹介しました。
スポーツもビジネスの一つです。
サラリーマンのあなたも、プロスポーツ選手から学べることは大きいはず。
ぜひ参考にしてくださいね。
- 「目標達成のためのプロセス」をイチローの働き方から学ぶ
- サラリーマンの世界でも役立つ「役割」の心構え
- 全体の役割を理解する事で、プロジェクト全体を理解する
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