子供と一緒に合気道を学び始めてから2年が経って、1級になりました。
合気道はまず型から入り基本技を覚え、経験を積んで黒帯になったら徐々に指導する立場になります。
この流れって仕事でも同じですよね。
仕事の場合も最初は基本的なことから学んで、やがて一人でも出来るようになり、実績を積みながら徐々に指導する立場になっていきます。
合気道では、相手が今どこに力を入れているのかを感じて、相手の力で制します。
相手の力を感じとることが出来れば、「どの方向に受け流せば良いのか」ということもわかります。右から左に受け流すっていうやつです(笑)
相手のことを読み取ることは、人とのコミュニケーションでも大事です。
その理由をこれから話します。
この記事を読むだけで、実際に合気道を習わなくても人とのコミュニケーションに応用することが出来るので、ぜひ読んでみてくださいね。
合気道から学ぶコミュニケーション力
力づくで倒そうとするのは、合気道ではありません。
相手の力を利用して制するのが合気道です。
真面目にやれば小学生が大人を倒すことだって出来ます。ほとんどの子供はふざけてしまいますが・・・
相手の力を利用するためには、相手の力を感じ取る必要があります。
たとえ相手が興奮していても、自分まで興奮していては感じ取ることなんて出来ません。
相手が今どこに力が入っているのか感じ取ることで、自分より体格の大きい人をも倒す事が可能になります。
人とのコミュニケーションも同じで、相手が何を考えているのか読み取ることが大事になります。
何を考えているのか理解出来ない人とコミュニケーションを取るのは難しいですよね。
「コミュニケーションは話を聴くことが大事」と言われるのも、こう考えると当たり前のことです。
合気道を実戦で使うシーンでは力を肌で感じるしかありませんが、コミュニケーションでは言葉を交わせば簡単に確認できます。
自分から動くよりも前に、まずは相手の気持ちを探りましょう。
相手の事を理解できれば、人とのコミュニケーションがもっと楽になるはずです。
合気道から学ぶ基本の心
仕事でも武術でも、基本は大事です。
特に武術の場合は基本の型が崩れると、技も決まらなくなります。
難易度の高そうに見える技も、実は基本の型で構成されているからです。
基本が崩れるという事は姿勢が崩れるという事なので、隙を作ることにつながります。
仕事でも、基本をおろそかにしていると応用が効かなくなりますよね。
仕事に慣れてきた頃にミスが多くなった経験は、あなたにもあるのではないでしょうか。
合気道の稽古では相手に手加減しないようお願いして、基本の型が崩れていないか確認します。
小学生を相手にすることで、力を入れずに合気道の技で制する感覚も身に付きます。
あなたの仕事では、確認してくれる人はいますか?
基本を忘れた時に自分で気付く機会はありますか?
ベテランになるとわざわざ見てくれる人もいませんよね。
自分で気を付けるしかないのではないでしょうか。
基本を大事にするかどうかで、将来にも違いが出てくるはずです。
ミスばかりしていては評価も下がります。
実は僕も、以前まではミスばかりしていました。
しかも最悪なことに、仕事量が多いせいだと開き直っていたダメなやつです…。
でも合気道を習い始めて基本を大事にするようになってからは、ミスの数も減りました。
これを機に、基本を思い出して頂ければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「相手のことを読み取ること」と、「基本が大事」ということをご紹介しました。
何かを学ぶ姿勢は仕事を覚える時と似ていますよね。
力や技術が付いてくるとどうしてもその力に頼りがちになり、周りも見えにくくなってしまいます。
仕事に慣れてきた時こそ、初心に返ることも意識してみてくださいね。
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